インタビュー

プレシーズン開幕!カートライダードリフト運用PMに聞くゲーム運営の喜びとは?

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2023年1月12日、ついに「カートライダー」シリーズの最新作「カートライダードリフト」のプレシーズンが開幕しました!3月9日には「シーズン1」がグローバルで開幕!
そこで、今回は「カートライダードリフト」の運用PMであるAさんにお話をお聞きしました。

02. 「カートライダードリフト」プレシーズンが開幕!

―ついに「カートライダードリフト」のプレシーズンが開幕しましたね。反響はいかがですか?

 

そうですね。「カートライダードリフト」はこれまで日本においてβテストを2回、2021年12月と2022年9月に行っているのですが、その時は想定よりもプレイヤーが集まらなかったんです。なので、もっと認知度を上げていかなければいけないと思いました。その後、2022年8月に事前登録を開始して以降、少しずつ認知度を高めていく活動を行った結果、2022年9月のβテストと比べて、現在は10倍以上の方にプレイしていただけており、準備してきたことが少しずつ花開いていっているなと実感しています。

 

※3月9日には「シーズン1」がグローバルで開幕!

――― グローバルタイトルである「カートライダードリフト」は他タイトルとは違う大変さがあったと思うのですが、リリース発表からプレシーズン開幕まで、どのような点で苦労されましたか?

 

まず準備期間が長かった点です。2021年の初めより担当をしておりますので、2023年1月にプレシーズンが開幕、3月に正式サービス開始まで約2年間の期間になりました。また、「カートライダードリフト」はネクソンで初のマルチプラットフォーム/クロスプラットフォーム対応のゲームですので、ネクソンジャパンはもちろん、ネクソングループ全体でもマルチプラットフォームやクロスプラットフォームに関する知見がなく、手探り状態で進めていかなければなりませんでした。特に、社内でSteam、プレイステーションやXboxでの運営は全く初めての経験ですので、本当に大変でした。この点については、現在も次々に新たな対応が必要になっています。
※プレイステーション4やXboxOneでのサービス開始は2023年3月を予定。

 

 

―――現在はプレシーズン中ですが、2023年3月に開始となる本シーズンとの違いはどういったところですか?

 

1点目は、プレイステーション4とXboxOne対応になるということですね。2点目としては、プレシーズン期間は一部まだ遊べないコンテンツがあるのですが、そちらが新たに増えるといったことです。プレシーズン中はゲーム自体に慣れてもらい、本サービスでは更に多くのコンテンツをお楽しみただければと思います。

 

 

―――日本ではレーシングゲームと言えば某タイトルをイメージされる方も多いと思いますが、レーシングゲームというジャンルの市況感やイメージ戦略について教えてください。何か秘策や差別化があったりするんでしょうか?

 

明確な違いとしては、「カートライダードリフト」はフルクロスプラットフォームであり、基本プレイ無料ゲームであるということですね。その点でいえば、家庭用ゲーム機本体を用意し、有料パッケージを購入しなければならない他のゲームよりは、最初にプレイしていただく上でハードルが低いのではないかなと思います。また、「カートライダードリフト」の大きな魅力として、カートを自由にカスタマイズ、デザインしていただくことで、オリジナルのカートを作れるという点があります。こういった強みをより多くのお客様に知っていただけたらと思います。特に今の若い世代は海外発のコンテンツに対して抵抗が薄く、受け入れてもらえる時代になっており、テストプレイを行った際にも、とても良い評価をいただいています。

 

―日本ではこれから認知度を広げていく「カートライダー」ですが、実は、グローバルでのプレイヤー数は物凄く多いんですよね。

 

そうですね、昨年8月の発表会でも案内させていただいたのですが、これまで「カートライダー」シリーズでは累計3億8千万のアカウントが作られており、世界中の人に遊ばれているゲームなんです。特に、韓国や台湾では国民の半分がプレイしたことがあるゲーム、いわゆる国民的ゲームといわれています。ですので、日本でも国民的ゲームと呼ばれるように更に頑張りたいと思っています。

 

―3億人というと、日本の人口以上ですね!韓国や台湾同様、ぜひ日本でも多くの方に楽しんでいただいですね。

※韓国ではこれまで運用されていたカートライダーのサービス終了を発表し、シリーズプレイヤーが一気に新作のカートライダーへ参戦することが予想されています。クロスプラットフォームという特徴も活かしてさらに多くのプレイヤーと対戦することができるようになりそうです。

 

 

―――「カートライダードリフト」をプレイするうえで、ぜひここに注目してほしい、こんな点を楽しんでほしい!というところを教えてください。

 

そうですね、チーム戦というのがあるのですが、こちらは2人が4チームに分かれて戦うモードや4人vs.4人で戦うモードがあり、皆でワイワイ盛り上がれるコンテンツとなっています。他にも、韓国や台湾では、eスポーツとしてプロ大会もシリーズを通して行われていますので、今作でも一般のプレイヤーの方だけでなく、eスポーツ大会を目指すプロの方にも楽しんでいただけるコンテンツになっています。その他、グローバルタイトルとしてよりお楽しみただけるスペシャルなキャンペーンやタイアップも準備していますので、期待してお待ちいただければと思います。

 

 

―――ちなみに、「カートライダードリフト」でおすすめのカスタムパーツとかデザインがあったら教えてください!個人的に知りたいです(笑)

 

私自身のというわけではないんですが、プレイヤーさんたちの独創的なデザインやアイディアに驚かされます。プレイヤーさんによっては色々なパーツを組み合わせて、我々が想像もできないようなデザインのカートを作っている方もいました。そういった意味でも本当に細かい部分までカスタムできるので、オリジナルのカートで色んな楽しみ方を試していただきたいなと思っています。

 

 

「カートライダードリフト」はマルチ/クロスプラットフォームにも対応していますし、場所や時間にとらわれることなく、世界中のプレイヤーとぜひ爽快なレースを美しいグラフィック、可愛いキャラクター達とともに楽しんでほしいですね!

 

カートライダー ドリフトとは
ゲームエンジンにUnreal® Engine4を採用し、躍動感のあるカートの動きを再現した対戦アクションレーシングゲーム。
カートやキャラクターたちの豊富なカスタマイズ性のほか、爽快なスピード感を満喫できる「スピード戦」や、
アイテムを駆使して勝利を目指す「アイテム戦」などのゲームモードを搭載しています。
ゲーム機やデバイスの垣根を越えたクロスプラットフォームでのオンラインプレイをお楽しみいただけます。
公式YouTubeチャンネル:カートライダー ドリフト – YouTube
公式Twitter: カートライダー ドリフト公式🚙(@KD_JP_NXJ)さん / Twitter

03. グローバルタイトルを扱う“ドリフトチーム”

―――Aさんは、「MD事業室ドリフトチーム」に所属していますが、具体的に「ドリフトチーム」はどういった業務を行っているのでしょうか?特に、グローバルタイトルの運用を行っているという点で、他のチームとは違う点もあるのではないでしょうか?

 

そうですね、ドリフトチームはグローバルタイトルを扱っているため、掲載内容は主に韓国で作られ、それを各国で翻訳・掲載といった流れになっています。グローバルな枠組みで展開しているため、情報を掲載する時間等も細かく決められています。一方で、グローバルで同じタイトルを運用することで効率的に展開することができます。

 

 

―――チームメンバーはどのような方がいらっしゃいますか?チームの雰囲気はどうですか?

 

昨年4月から6月にかけて、3名が新たにチームに加わりました。どの方もゲーム運営の実績のある方で、ネクソンの雰囲気にもすぐに馴染んでくれ、即戦力として活躍してくれている印象があります。ただ、先ほどもお話ししましたが、新旧メンバー併せてもマルチプラットフォームなどについては初の試みでしたので、私を含めて全員で学びながら運営しています。

 

そういった意味では、「ドリフトチーム」はマルチプラットフォームなど新しい試みにも挑戦でき、ゲーム運用プランナーとしても成長していけるチームなのではないでしょうか?

 

そうですね。ネクソンでも今後、マルチプラットフォームやクロスプラットフォーム対応のゲームが増えていくと思いますので、当チームでの経験は役に立つのではないでしょうか。

 

 

―――カートライダードリフト」のPMはグローバルタイトルを運用していくということで、より大変なのでは?と思うのですが、そのあたりはどうですか?

 

「カートライダー」シリーズは韓国や台湾では約20年の歴史がありますが、日本やアメリカではそうではありません。ですから、超上級者と超初心者のどちらもが混在していて、そこが運営においても難しい点でした。そこで、こちら側で出来ることは何か考え、一例として初心者向けの動画やゲームガイドを作成、提供することにしました。これからも、ネクソンジャパンとして出来ることを精一杯行い、初めてプレイする方にも長く楽しんでいただけるコンテンツにしていきたいと考えています。

 

 

―――「ドリフトチーム」の今後の活動を教えてください。

 

「カートライダードリフト」をより盛り上げるために、日本独自の施策を準備しております!その一つとして、現在、「ドリフトパーティ」というイベントを毎週土曜日に開催しています。こちらは、2つの陣営のどちらかに所属し、イベントに参加します。そして、自分の陣営が勝利した際には豪華プレゼントがもらえるというイベントです。そういったイベントを通して、初めてプレイする方も友達を作ったり、ワイワイ盛り上がったりしていただけるのではないかと思っています。その他、上級者向けのイベントも検討中なので是非期待していただければと思います!

04. ネクソンで働くということ

―――Aさんは2005年にネクソンに入社されていて、ネクソン歴は社内でも長い方だと思いますが、ご入社から今日までネクソンはどのように変わっていったと思いますか?

 

入社当時はアルバイトの方を含めても30~40人くらいのアットホームな会社で、全員の顔と名前が分かるくらいでした。当時は、オフィスも八丁堀で、上場もしていませんでしたね。花見やハロウィン等社内イベントが本当に多く、居心地の良さもあって、楽しく仕事をしていました。一方で、1人の業務範囲は広く、覚えることや対応することが多かったなとと思います。

上場後は、人数が増えたりオフィス移転があったりと、当時と比べると大きな会社になったと感じました。なので、最近新しくネクソンに入社してきた方は、「ネクソンは制度等しっかりしている」とか「安心感がある」、「チーム体制がしっかりしていて、自分の業務に集中できる」とよくおっしゃっていますね。私自身も、チームメンバー含め、全社的にいい人が多くて、働きやすい良い会社だと思っています。その他、休みが取りやすくて、融通が利くといった点は、本当に働きやすいなと感じます。

 

―私もそれは同感です。私も前職は休みが取りづらい雰囲気でしたけど、ネクソンは逆に「休めるとき、休んで!」といった感じですよね。ゲーム業界はブラックなイメージもある中で、ネクソンはそこがちょっと意外ですよね。

 

 

―――どんな人がネクソンに入社したほうが良いと思いますか?ネクソンで活躍できる人の特徴は何だと思いますか?

 

どこの企業も同じだと思いますが、「チームで一緒に働く」ということを理解している方ですね。「皆で何かを達成したい」という気持ちを持っている方がネクソンには合うのかなと思っています。

 

 

―――最後に「ネクソン」での働きがいを教えてください。

 

パッと思いつくものとしては、オフラインイベントがあるかと思います。実際にゲームをプレイしてくれているプレイヤーさん達と同じ空間にいて、「このゲームが楽しい」という意見を聞いたり、プレイヤーさん同士がイベントで初めて出会って楽しそうに話したりしているのを見ると、「ゲーム運営をしていて良かった」、「また頑張ろう」と思いますし、やりがいを感じますね。

 

―近年は、様々なプラットフォームが増えて、YouTubeやTwitterなどオフラインイベントとは違う場でもプレイヤーさんの声を聞く機会が増えたと思いますが、そちらの反応はどうですか?厳しいご意見とかが多いんじゃないですか?

 

それは、今も昔も変わらず率直なご意見はいただきます。昔であれば、お問い合わせの窓口や公式の掲示板、2チャンネル等で厳しいご意見をいただくことがありました。でも、そういった方々も含め、実際にオフライン、オンラインのイベントなどでお会いしてみると、温かいプレイヤーさんが本当に多いと思っています。それに、ネクソンのゲームに対する熱量が高いからこそ、ネクソンのゲームに触れてくれているからこそ、厳しい意見も出てくるんだと思っていますし、ありがたい事だと思っています。

 

 

 

 

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